家族の介護の参考図書として 介護技術の基本確認用として 介護福祉士国家試験実技対策として
『かいご(快互)の教本』
<編集・発行> | 一般社団法人 千葉県介護福祉士会 |
<サイズ> | A4版:252頁 |
<発行日> | 2018年5月1日 改定版 |
<価格> | 千葉県介護福祉士会様にお問い合わせください |
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ごあいさつ
本書は、千葉県介護福祉士会が取り組む講師派遣事業において、エビデンス(根拠)に基づく基礎となる教本が必要ではないか、という要請に応えるため作成されました。
講師のための教本としてばかりか、介護福祉士が専門職として日々自己研鑽しながら原点に立ち返る際の「道しるべ」に、また、介護福祉士を目指される方の国家試験実技試験対策として、さらには、ご家族の介護が必要になった方に、介護者の参考図書としてご活用いただき、「介護」が「快互(互いに快い)」になることを願ってやみません。
挿絵については、特別養護老人ホームで介護職にある介護福祉士が担当をしました。実践者ならではの微妙な描写が、本書をさらに分り易いものにしてくれているはずです。
この度、赤マル福祉のWebサイトを通じて販売させていただくことによって、全国のより多くの方に役立てていただけたら幸いです。
監修 一般社団法人千葉県介護福祉士会 理事 松下やえ子
目次
各章の項目をクリックすると目次の詳細が表示されます
第Ⅰ章 観察と緊急時の対応
1 身体観察に必要な技術/11 | ||
2 全身観察の着眼点/11 | ||
1)利用者に対面した時にわかること/11 | ||
2)利用者との会話を通してわかること/11 | ||
3)利用者の動きを通してわかること/11 | ||
4)食事介助を通してわかること/12 | ||
5)身体介護を通してわかること/12 | ||
3 バイタルチェック/12 | ||
(1)体温の測定/12 | ||
1)腋窩検温の測定方法/13 | ||
2)口腔検温の測定方法/13 | ||
(2)脈拍の測定/14 | ||
(3)呼吸の測定/15 | ||
(4)血圧の測定/15 | ||
(5)経皮的動脈血酸素飽和度(SpO2)の測定/16 | ||
(6)まとめ/17 | ||
4 緊急時の対応/17 | ||
(1)全般的な注意事項/17 | ||
(2)高齢者に多い訴えとその対処法/18 | ||
1)発熱/18 | ||
2)熱中症/20 | ||
3)呼吸困難/21 | ||
4)ショック/24 | ||
5)外傷による出血/25 | ||
6)喀血・吐血・下血/27 | ||
7)鼻出血/30 | ||
8)痙攣/30 | ||
9)入浴時の異常/32 | ||
10)骨折/32 | ||
11)火傷(やけど)/34 | ||
12)胸痛/36 | ||
13)腹痛/38 | ||
14)異物の誤飲/40 | ||
15)意識障害/42 | ||
16)一次救済措置(BLS)/43 | ||
17)三角巾の活用法/46 | ||
18)三角巾を用いた包帯方/47 |
第Ⅱ章 介護者の健康と感染予防
1 腰痛予防対策/51 | ||
(1)腰痛をひき起こす主な原因疾患/51 | ||
1)筋・筋膜性腰痛/51 | ||
2)腰椎椎間板ヘルニア/51 | ||
3)ぎっくり腰/51 | ||
(2)腰痛予防対策/51 | ||
1)腰に負担となる姿勢を避ける/51 | ||
2)筋肉を強化する/51 | ||
3)福祉機器・福祉用具を活用する/52 | ||
4)肥満を防止する/52 | ||
5)ボディメカニクスを活用した動作を心がける/52 | ||
(3)運動力学を介助に活かす/52 | ||
1)重心・基底面と物体の安定性/52 | ||
2)慣性の力/54 | ||
3)摩擦/54 | ||
4)てこの原理/54 | ||
(4)ボディメカニクスの原則/55 | ||
2 感染症対策/56 | ||
(1)感染症の基礎知識/56 | ||
1)感染症が発生する3大要因/57 | ||
2)感染症法による感染症の分類/58 | ||
(2)高齢者に起こりやすい感染症/63 | ||
1)日和見感染/63 | ||
2)疥癬/64 | ||
3)結核/65 | ||
4)肺炎/66 | ||
5)インフルエンザ/67 | ||
6)腸管出血性大腸菌感染症/67 | ||
7)感染性胃腸炎(ノロウィルス感染症)/68 | ||
8)ウィルス性肝炎/69 | ||
3 正しい手洗いの方法/71 | ||
(1)手洗いの留意点/17 | ||
(2)擦り込み手指消毒を使用の場合/17 | ||
(3)手荒れの防止/18 | ||
(4)手洗いのタイミング/18 |
第Ⅲ章 ベッドメーキングとリネン類のたたみ方
1 ベッドメーキングを行う上での留意点/75 | ||
2 リネン類のたたみ方/75 | ||
(1)シーツのたたみ方(二人で行う場合)/75 | ||
(2)マットレスパッドのたたみ方/76 | ||
(3)毛布のたたみ方/76 | ||
(4)枕カバーのたたみ方/76 | ||
3 作業を効率よく行うための環境整備/77 | ||
(1)必要物品の準備/77 | ||
4 二人で行うベッドメーキング/78 | ||
(1)シーツの広げ方/78 | ||
(2)三角コーナーの作り方/78 | ||
(3)防水シーツの敷き方/80 | ||
(4)毛布の広げ方とタックの取り方/80 | ||
(5)枕カバーのかけ方/81 | ||
5 臥床時のシーツ交換/81 | ||
(1)シーツ交換を行う上での留意点/81 | ||
(2)シーツ交換の方法/81 |
第Ⅳ章 体位変換の介護
1 体位変換の介護に必要な基礎知識/85 | ||
(1)安静の弊害/85 | ||
1)骨への影響/85 | ||
2)骨格筋への影響/85 | ||
3)関節への影響(拘縮)/85 | ||
4)循環器への影響/86 | ||
5)褥瘡/86 | ||
6)肺への影響/88 | ||
7)知的・心理的障害/88 | ||
(2)座位の必要性/88 | ||
1)座位の効果/88 | ||
(3)良い姿勢と安楽な体位/88 | ||
1)安楽な姿勢の条件/89 | ||
2)安楽のために使用される用具/89 | ||
3)良肢位/89 | ||
4)良肢位の保持/90 | ||
(4)安楽な体位/90 | ||
1)仰臥位/90 | ||
2)側臥位/91 | ||
3)半座位/91 | ||
4)端座位/91 | ||
5)椅子座位/91 | ||
(5)座位への移行/92 | ||
2 体位変換の援助方法/92 | ||
(1)体位変換を行う上での留意点/92 | ||
(2)ベッド上での体位変換/92 | ||
1)ベッド片側への移動(水平移動)/92 | ||
2)仰臥位から側臥位(寝返り介助)/93 | ||
3)30度側臥位/95 | ||
(3)ベッド上方・下方への移動/96 | ||
1)自立度の高い利用者の上方移動(一部介助)/96 | ||
2)ビニール袋(スライディングシート)を利用した上方移動/96 | ||
3)ベッドの下方への移動/97 | ||
(4)仰臥位から端座位(起き上がり介助)/97 | ||
1)自立度が高い利用者の起き上がり(一部介助)/97 | ||
2)全介助による起き上がり/99 | ||
(5)立ち上がりの援助/101 | ||
1)一部介助による立位介助/101 | ||
2)全介助による立位介助/102 | ||
(6)移乗の介助/103 | ||
1)ベッドから車いすへの移乗(一部介助)/103 | ||
2)ベッドから車いすへの移乗(全介助)/105 | ||
3)車いすからベッドへの移乗(一部介助)/106 |
第Ⅴ章 移動の介護
1 移動の目的/111 | ||
1)身体的側面/111 | ||
2)精神的側面/111 | ||
3)社会的側面/111 | ||
2 移動介護を行う上での留意点/111 | ||
3 車いすの移動介護/112 | ||
(1)車いすの基礎知識/112 | ||
1)車いすの種類/112 | ||
2)車いすの基本的構造/114 | ||
3)屋内における車いす移動に必要なスペース/118 | ||
(2)車いすの移動介護/118 | ||
1)車いすの安全点検/118 | ||
2)安全・安楽な座位姿勢の確認/118 | ||
3)姿勢の補正の仕方(前方から介助する方法)/120 | ||
4)座位姿勢を変える方法/120 | ||
5)車いす操作時の留意点/120 | ||
6)車いすの操作と介助/121 | ||
7)障害物等のある環境における移動介助/123 | ||
8)起立性低血圧の対処法/128 | ||
4 肢体不自由者の歩行介助/129 | ||
(1)歩行のメカニズム/129 | ||
1)歩行時に使用する筋肉とその作用/129 | ||
2)障害・加齢による歩行の変化/130 | ||
(2)歩行補助具の種類/131 | ||
1)杖/131 | ||
2)歩行器/133 | ||
3)下肢装具/135 | ||
(3)杖歩行の介助法/135 | ||
(4)杖歩行介助の実際/136 | ||
1)3動作歩行/136 | ||
2)2動作歩行/137 | ||
3)階段昇降(段差)/137 | ||
4)障害物(敷居・溝)越え/138 | ||
5 視覚障がい者の移動介助/139 | ||
(1)視覚障がい者の歩行介助に必要な基礎知識/139 | ||
1)ものを見る仕組み/139 | ||
2)視覚障害とは/139 | ||
3)視覚障害の原因となる主な病気/139 | ||
(2)移動介助の留意点/140 | ||
(3)白杖の役割と道路交通法/141 | ||
1)白杖の役割/14187 | ||
2)道路交通法/141 | ||
(4)情報提供における「声かけ」のポイント/141 | ||
(5)移動介助の基本技術/142 | ||
1)歩行誘導の基本姿勢/142 | ||
2)持ち手の形と基本姿勢/143 | ||
3)基本姿勢の変形/143 | ||
4)危険な移動介助/144 | ||
5)180度方向転換/145 | ||
6)左右位置交換/146 | ||
7)狭い場所の通り抜け/147 | ||
8)ドアの通行/148 | ||
9)引き戸の通行/149 | ||
10)椅子への着席/149 | ||
11)白杖を持った基本姿勢/150 | ||
12)階段(段差)の利用/150 | ||
13)トイレの利用/151 | ||
14)雨の日の移動介助/152 |
第Ⅵ章 衣服着脱の介護
1 衣服着脱の目的/155 | ||
2 衣服着脱を行う上での留意点/155 | ||
3 和式寝巻きの交換/155 | ||
4 パジャマの交換/157 | ||
(1)前開き上着の交換(一部介助)/157 | ||
1)脱衣介助/157 | ||
2)着衣介助/158 | ||
(2)かぶり上着の交換(一部介助)/158 | ||
1)脱衣介助/160 | ||
2)着衣介助/160 | ||
(3)寝たままでのかぶり上着の交換/160 | ||
1)脱衣介助/160 | ||
2)着衣介助/160 | ||
5 ズボンの交換/161 | ||
(1)脱衣(一部介助)/161 | ||
(2)着衣(一部介助)/161 | ||
(3)寝たままでのズボンの交換/162 | ||
1)脱衣介助/162 | ||
2)着衣介助/162 |
第Ⅶ章 食事の介護
1 食欲/165 | ||
2 摂食・嚥下のメカニズム/165 | ||
3 食物の流れ/167 | ||
4 加齢に伴う摂食・嚥下機能の変化/167 | ||
5 摂食・嚥下障害/168 | ||
(1)摂食・嚥下障害の原因/168 | ||
(2)誤嚥しやすい人を見分けるポイント/168 | ||
(3)摂食・嚥下障害を疑う兆候/168 | ||
6 食事のアセスメント/169 | ||
1)食事前のアセスメント/169 | ||
2)食事中のアセスメント/169 | ||
3)食事後のアセスメント/169 | ||
7 食事に用いる自助具/170 | ||
8 食事介護の方法/171 | ||
(1)食事介護の原則/171 | ||
(2)食事介護の留意事項/171 | ||
1)生活面/171 | ||
2)環境面/171 | ||
3)調理面/171 | ||
4)介助面/172 | ||
(3)食事を摂取する場所/172 | ||
(4)食事摂取の準備/172 | ||
1)姿勢を整える/172 | ||
2)食形態の工夫をする/174 | ||
3)手・口腔内の清潔を図る/175 | ||
4)配膳をする/175 | ||
(5)食事摂取の介護/175 | ||
(6)食事後の介護/178 | ||
(7)視覚障害のある利用者の食事介護/178 | ||
(8)誤嚥の対処法/178 | ||
9 水分補給の重要性/179 | ||
(1)体内の水分が占める割合/179 | ||
(2)高齢者が脱水を起こしやすい理由/179 | ||
(3)身体の水分バランスを保つ目安/180 | ||
(4)脱水症状の観察ポイント/180 | ||
(5)脱水の予防/181 |
第Ⅷ章 口腔ケア
1 口腔ケアの目的/185 | ||
2 口腔環境と感染症/185 | ||
3 口腔ケアに期待される効果/185 | ||
4 加齢による口腔の変化/186 | ||
5 口腔ケアにおける基本姿勢/186 | ||
6 介護上の留意事項/186 | ||
7 口腔内の観察項目/186 | ||
(1)口腔内の観察/186 | ||
(2)口腔衛生状態の観察/186 | ||
(3)口腔機能の観察/187 | ||
(4)義歯の観察/187 | ||
8 口腔清掃の方法/187 | ||
(1)ブラッシング法/187 | ||
1)歯ブラシの選び方/187 | ||
2)安全な姿勢・体位の確保/187 | ||
3)リラクゼーション/188 | ||
4)歯ブラシでの磨き方/188 | ||
5)歯磨き剤の使用/190 | ||
6)視野の確保/190 | ||
7)舌磨き/191 | ||
8)洗口(うがい)/191 | ||
(2)口腔清拭法/191 | ||
(3)洗口法/191 | ||
1)口すすぎ法ができる条件/191 | ||
2)うがいに適したもの/191 | ||
(4)口腔洗浄/192 | ||
(5)義歯の取り扱い/192 | ||
1)介護者が行う場合/192 | ||
9 口腔ケアの手順/193 | ||
1)口腔ケアの体位/193 | ||
2)口腔の準備運動/193 | ||
3)ブラッシングによる口腔清掃/193 | ||
4)義歯の清掃/193 | ||
5)口腔粘膜・舌の清掃/193 | ||
6)洗口(うがい)/193 | ||
10 口腔リハビリテーション/193 | ||
(1)口腔周囲筋のリハビリテーション/193 | ||
(2)アイスマッサージ/196 |
第Ⅸ章 排泄の介護
1 自然な排泄行動/199/td> | ||
2 排泄の仕組み/199 | ||
3 加齢による排泄の変化/201 | ||
1)排尿/201 | ||
2)排便/201 | ||
4 健康な排泄物の性状/201 | ||
1)尿の性状/201 | ||
2)便の性状/201 | ||
5 排泄障害の種類と対応/201 | ||
(1)排尿・排便障害/201 | ||
1)頻尿/201 | ||
2)失禁/201 | ||
3)乏尿/202 | ||
4)尿閉/202 | ||
5)便秘/202 | ||
6)下痢/202 | ||
(2)排尿・排便障害の観察と対応/203 | ||
6 排泄のための福祉用具/203 | ||
(1)ポータブルトイレ/203 | ||
(2)尿器の種類/204 | ||
(3)便器の種類/204 | ||
(4)おむつの種類/204 | ||
1)紙おむつ/204 | ||
2)布おむつ/205 | ||
7 排泄介護の方法/205 | ||
(1)排泄介護の基本姿勢/205 | ||
(2)排泄介護の留意点/205 | ||
(3)排泄介護の実際/205 | ||
1)ポータブルトイレの使用/205 | ||
2)ベッドからポータブルトイレへの移乗/206 | ||
3)後始末の介助/207 | ||
4)ポータブルトイレからベッドへの移乗/207 | ||
5)介助バーを利用した移乗/207 | ||
6)尿器の介助/207 | ||
7)便器の介助/209 | ||
(4)立位でのおむつ交換/210 | ||
(5)臥床でのおむつ交換/210 | ||
1)テープ式紙おむつの交換/210 | ||
2)布おむつの交換/213 | ||
8 膀胱留置カテーテル使用者の介護/214 | ||
9 手袋の着用/215 |
第Ⅹ章 清潔の介護
1 清潔の目的/219 | ||
(1)生理的側面/219 | ||
(2)心理的側面/219 | ||
(3)社会的側面/219 | ||
(4)介護的側面/219 | ||
2 清潔の援助に必要な知識/219 | ||
(1)皮膚の構造と生理機能/219 | ||
1)皮膚の構造/219 | ||
2)皮膚の生理機能/220 | ||
(2)加齢による皮膚の変化/220 | ||
3 入浴の介護/221 | ||
(1)入浴が身体に及ぼす影響/221 | ||
1)温熱作用/221 | ||
2)静水圧作用/221 | ||
3)浮力作用/221 | ||
(2)入浴のアセスメント/221 | ||
1)入浴前のアセスメント/221 | ||
2)入浴中のアセスメント/221 | ||
3)入浴後のアセスメント/222 | ||
(3)入浴補助用具と浴室の設備/222 | ||
(4)入浴する際の留意事項/224 | ||
(5)入浴の介助/225 | ||
1)一般浴槽による入浴/225 | ||
2)シャワー浴/229 | ||
3)耳と爪の清潔/229 | ||
4)機械浴/230 | ||
4 全身清拭/232 | ||
(1)清拭する際の留意点/232 | ||
(2)全身清拭の方法/233/td> | ||
1)準備/233 | ||
2)清拭の方法/234 | ||
3)後片づけ/237 | ||
5 部分浴/237 | ||
(1)陰部洗浄/237 | ||
(2)足浴/239 | ||
(3)手浴/241 | ||
6 洗髪/242 | ||
(1)ケリーパッドの作り方/242 | ||
(2)仰臥位で行う洗髪/243 | ||
(3)ドライシャンプー/245 | ||
<参考文献>/249 |
ご注文方法
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